高硬度材が加工できる
ワイヤー加工とは、放電現象を利用した加工法で、ワイヤー放電加工、ワイヤーカットとも呼ばれます。
素材に接触しない非接触加工のため、切削では困難とされる薄い板(鋼板、ステンレス板、銅板、アルミ板など)から、超硬素材(焼入鋼・超硬・ステンレス・真鍮・アルミ・インコネル・ダイス・多結晶ダイヤ)まで、硬さに関係なく、導通性があればどんなものでも高精度で加工可能です。
ワイヤー加工のメリット
導通生の金属であれば、素材の厚みに関係なく、超硬や焼入れ材などの高硬度材料まで加工可能です。
放電による非接触加工のため、素材に負荷がかからず変形を避けられます。
またテーパー加工など複雑な形状、四角や六角、キー溝などの角出し、ドリルでは不向きな深穴やΦ30mm. 以上の穴などの高精度加工
も行えます。